シャーガス病とは？

シャーガス病とは感染症の1つで、主に中南米、アメリカ南部において発生する昆虫｢サシガメ｣というカメムシのような昆虫によって媒介される寄生虫症です。
サシガメが人の血を吸う時や、サシガメの糞中に寄生するトリパノゾーマを介して感染するので、アメリカトリパノソーマ病とも呼ばれています。

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何が怖いの?
シャーガス病の初期症状としては、感染経路が炎症を起すなどですが、自覚はほとんどないようです。
しかし、この時期に治療しておかないと、10年～20年と言う長い年月をかけて、寄生虫のトリパノゾーマが心臓に侵入、心臓が徐々に肥大し心臓破裂や、心肥大・心機能低下を引き起こすと言われています。
知らない間に取り返しのつかない病気になってしまうなんて、怖いですよね…


感染はどうして起こるの?
国内で初めてシャーガス病陽性と判断された男性は、過去に数回献血を行っており、その血液製剤が10人あまりに投与された可能性があることがわかりました。
日本国内で｢サシガメ｣は生育していませんが、他にも出稼ぎ者や、旅行者、自覚のない感染者による献血からの輸血、母子感染、臓器移植などによる感染の可能性があります。


早めの検査で早期治療を
シャーガス病は、ニカラグア、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスなどで深刻ですが、それ以外の中南米、アメリカ南部を訪れた方で、何らかの炎症を起している方、心配な方は初期症状のうちに治療できるように、早めに検査してもらう事をおすすめします!

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